VOICE 先輩の声
看護師
橋本 優貴乃
ピノキオ幼児舎荻窪保育園
2021年3月 中途入社

医療から保育へ

子どもが好きで、元々は小児科のある医療施設で働いていました。配属先がICU(集中治療室)病棟だったので当然、命最優先の現場でした。そこでは遊ぶこと、パパママに抱かれること、何かを楽しむことが叶わず、処置や手術などを受けていく子どもたちと関わっていました。そこにいる子どもたちにとって必要な環境でしたし、そこで働く意義ややりがいも感じましたが、ある程度経験を重ねていくうちに、もう少し別の環境でも子どもたちと関わってみたいと思うようになりました。その後、病児保育の看護師を経て、ピノキオに入社しました。

看護師が保育をすることの大切さ

実際に入社して感じたのは、想像以上に保育に入ることが多いということ。ただ、その中で子どもたちの発達状況や段階別の関わり方など、これまで私がいた職場では知りえなかったことを学ぶことにもなりました。
朝出勤してからは基本的に全クラス回って保育に入り、子どもたちと関係を深めたり、健康状態を把握したり、保育士さんから情報収集などをします。保護者様が記入した連絡ノートはすべて目を通しますね。今は時短勤務をとっている都合上、保護者様と直接かかわる機会が減っていますが、それ以前は体調のことをはじめ気になることは積極的にコミュニケーションをとっていました。それも普段保育に入っているからこそ、ちょっとした変化に気づくことが出来ているんだと思います。

保育園看護師ならではの業務・環境

保育に入る以外にも、保育園看護師ならではの業務があります。子どもたちに対しての保健指導です。クラスを見て回っていた時に、手洗いが不十分な子が何人かいて、「手洗い指導をしたい」と保育士さんに提案し実施しました。そのほか、保育園内で看護師は基本的に1名体制なので、子どもたちの怪我や体調不良など、何かあったときには自分が判断したり、指示を出したりします。そこに不安や責任を感じることもありますが、日々、園長先生に相談しながらやっていけますし、看護師会という他園の看護師との交流もあるので、子どもが好きという気持ちがあればきっと楽しいと思いますよ。

保育園の看護師として

保育園は医療現場ではないので、臨床のスキルが必要になる場面はありません。そこは少し気になった時期もありましたが、結局は自分は子どもが好きで子どもに関わる仕事がしたいと思っているので、仮に小児科でまた働くことがあったとしても、ここでの経験はとても強みになるはずです。ただこの仕事は、今の自分のライフスタイルに合っていてとても働きやすいし、これからも保育を学びながら働いていきたいですね。

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